津波と原発  佐野眞一

たいした分量の本ではないが、中身はぎゅうっと詰まっている。
最初は三陸の被災地に旧知の名物おかまを探し、
共産党の大物幹部を探し、被災地を歩く。
津波の恐ろしさ、映像でさんざん見てきたが、
あらためてその恐ろしさが伝わってくる。
津波てんでんこ、という言葉があるそうだ、
津波に遭ったらたとえ親子でもてんでばらばらになって逃げろ、
という意味だそうだ。
震災では色んなエピソードがあるが、地震があって
奥さんは大丈夫だろうと思って、逃げないで、
旦那だけ子供を連れてとりあえず非難して奥さんが亡くなったと
泣いているのがあった。
でも逃げよう逃げよう、大丈夫大丈夫なんてやり取りしているうちに
全員が死んでしまったかもしれない。
津波は甘くはないんだな。

本の中盤は原発が日本に導入されたこ黎明期について、
正力松太郎を主役に話は展開していく。
東電の体質の話は東電OL殺人事件に及ぶ。
そして原発を受け入れてきた町について。
地震、津波、そこに原発。
津波と原発
講談社
佐野 眞一

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