「食糧危機」をあおってはいけない

今日の読売の夕刊で三内丸山遺跡の集落が滅んだのは
2度の気温低下が原因だったという研究が記事になっていた。
(川幡穂高東大教授)
陸奥湾の海底の堆積物を採取して調べたそうで、
5900年前から水温は1700年かけて約22度から24度まで
徐々に上昇し、
4200年前ごろ約22度まで急激に低下して(気温も)
集落は滅んだ、という研究だ。

千年単位とはいえ具体的な成果でこれからの研究に影響を及ぼすと思う。
地球は温暖と寒冷とを繰り返してるのは学校で習ったことで、
一般的なこと。
具体的にいつの時代が何度だったのか、といのはこういった研究を待つ
ということだろう。

地球の温暖化が言われているが、
今の温暖化が人為的なものか、
地球の流れなのかは、未だ科学的にはわかっていない。
こんなことが自分の生きてるうちにわかるのかどうかとも思う。
2度の差が農業などの一次産業は大きな影響を受ける可能性がある、
との川幡教授のコメントがある。
実際そうなんだと思う。
狩猟採集に頼った人々は気候の変化に合わせて、
集落を捨て獲物や栗の取れる地域に移動しながら生活したことだと思う。
まさか、魚がいなくなって、栗もとれなくなっても同じ地域、集落に
すみ続けて、餓死して皆死んだなんて事はないよね。
現代なら環境に合わせて作物を変えたりするんだろう。

さて「食料危機」をあおってはいけない(文芸春秋)
川島博之先生著。
今読むの3回目だけど
ほんとに目からうろこ。
読んで一つ一つ納得することばかり。
そして良く考えてみれば、今までの学校でならうような基礎的な知識でも、
この本のいうとおりなのが良く分る。
つまり、色のついた目、メディアの誘導的な情報を抜きに、
例えば、三内丸山の研究成果の基本的な結果だけ、
(これにメディアで、何かをあおるようないいかげんなコメントを付けられると、
そっちに誘導されることがあるから要注意だが)
こういものと基礎的な知識で考えると、
この本のような考えになるに決まっているのだ。
でも、どうしてもテレビ、新聞、週刊誌、その他あらゆる
情報から自由でいられないので、
自分なんかも人口爆発、食糧危機はデフォルトだと思ってたけど、
「それはウソだ」と今なら言える。

帯についたこの言葉
「それはウソだ」
「もうこの手の扇動にまどわされないようにしようじゃないか。」

そのとおり。
まだまだ自分には素直な科学的、論理的な考えの鍛え方が足りないようです。



「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks)
文藝春秋
川島 博之

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